あかね台.net | 杉山神社 (樽町)
杉山神社 (樽町)

住所 神奈川県横浜市港北区樽町4-10
御由緒 新編武蔵風土記に、武蔵国橘樹郡樽村大下とあり、石階十二級を設くとある。現在は、横浜市港北区樽町四‐一〇番地

御祭神 日本武尊 新編武蔵風土記には、「本地荒澤不動を神体とし幣吊のみで神像は見へず」とあり、祭神が日本武尊になったのは、明治以降らしく、江戸時代は荒澤不動を祀っていた。境内に、稲荷社がある。

創建年代 不詳だが、新編武蔵風土記によれば、応永十八年(一四一一年)に鰐口がこれを鋳之と記され、この頃既に勧請されたものと思われ、それ以前何処まで遡れるかは分からない。

例祭日 新編武蔵風土記には、「祭礼は毎月八月二日に隣村師岡村法華寺の進退する所」とあり、当時は、神仏習合により法華寺が管理し、法華寺は熊野神社の別当寺であったので、現在は熊野神社の宮司が兼務をしている。

社殿 草茸権現造 新編武蔵風土記には、元禄六年(一六九三年)四月に社殿を建立し社内に棟礼ありとある。三間三間の社殿と記してある。平成十四年に十三坪の社殿を建立。  境内 広さ六五〇坪。重さ三十六貫の力石がある。

(年代不詳)平成十六年社務所(二十坪)大鳥居、狛犬、石灯籠、参道に石柱を奉献、稲荷社は元文四年(一七四〇年)二月初午に建立。平成十六年十二月祠、台座、鳥居を奉納し移転した。

由緒沿革 樽町全町の鎮守として鎮座し、明治六年十二月村社に列格。応永十八年(一四一一年)に鋳造した鰐口は一八二〇年頃に所在がわからなくなっている。杉山神社は全国でも珍しく、江戸時代に鶴見川の流域のみ七十三社が存在していたが合祀により現在は三十一社に減少。樽町杉山神社はその中の一社で水害防止と豊作の祈願を目的として建立された。

宝物 高さ六尺の石灯籠があり、竿石は断面内型銅張りで上部の宝珠はなくなったが良い形で、正徳四年四月吉日に奉立杉山宮御宝前の銘がある。 
御祭神   日本武尊


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